富士山の入山料・協力金に関するアンケート [1]

富士山の入山料・協力金に関するアンケート [1]
 富士山の入山者から徴収する環境保全協力金について、導入を目指す山梨県富士吉田市が、2010年7、8月の5日間、富士山5合目のバス停広場、吉田口登山道の泉ケ滝などで実施したアンケート。市から要請を受けた東大大学院の山本清龍助教とスタッフが聞き取りで行い、2059人から回答を得た。有効回答の内訳は日本人登山者1630人、外国人登山者230人、5合目観光客199人。

 結果によると、協力金の導入に賛成は63.3%(1303人)。反対の7.2%(149人)、「分からない」の23.4%(481人)を大きく上回った。賛成の割合を対象者別にみると、外国人登山者が79.1%で最も高く、5合目観光客73.4%、日本人登山者が59.8%だった。

 賛成と回答した人に対し、協力金の金額として「100円」「300円」「500円」「1000円」の中から一つ提示し、賛否を聞いたところ、300円は66.7%が賛成し、割合は最も高かった。次いで、100円は66.3%、500円は61.4%、1000円は58.7%が賛成と回答し、すべての金額で賛成が半数を超えた。

 協力金の使途(複数回答可)に関しては、ごみ処理などの「美化清掃」が62.6%でトップ。「環境配慮型トイレの導入・整備」が53.0%、「登山者が利用する施設や情報の充実」が26.2%と続いた。

 アンケート結果について、富士吉田市は「必要性を多くの人が感じ、理解してもらっている」と評価。山本助教は回答内容を踏まえ、環境配慮型トイレの利用で支払うチップと協力金の整合性、集金方法の一括化などを今後の課題に挙げた。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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