富士山麓の今昔を地図で紹介

富士山麓の今昔を地図で紹介
 山梨県富士吉田市の「ふじさんミュージアム−富士吉田市歴史民俗博物館−」が作製した、山梨、静岡両県にまたがる富士山麓地域の今昔を地図で紹介する「富士山周遊図」。昭和初期である1930年当時の様子と、現在の道路や町並みなどが比較できるとともに、古道を探訪できる歴史ウオーキングルートも掲載している。

 地図は5万分の1サイズで大きさは縦1メートル、横75センチ。表面に現在の地図、裏面に国土地理院の前身である陸地測量部が作ったものを活用した。

 「昭和の大合併」以前の1930年当時の地図には、瑞穂村、河口村、東桂村など旧町村の名前も出ている。幹線道路はほとんどなく、御殿場から山中湖、河口湖を経由して御坂峠に向かう「鎌倉往還」や富士山に向かう登山道が描かれている。住宅密集地も少なく、富士山のすそ野には、森林原野が広がっている。

 現在の地図は、古道を緑線、散策のモデルルートを赤線で紹介。付録として地図の見方や富士信仰などの用語も解説している。

 「富士山叢書(そうしょ)」シリーズの一冊。同ミュージアムで販売。フルカラー、A5版、500円。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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