山頂で見られるセントエルモの火とブロッケンの妖怪の正体

山頂で見られるセントエルモの火とブロッケンの妖怪の正体
 セントエルモの火とは、地上の突出物から発生する連続的な発光放電現象。避雷針、船のマストなどのほか、山上の突出物などに現れる。雷が近づいてくる時や、吹雪の時に発生する。昼間はシュウ、シュウと音がしたり、頭髪が逆立つので知ることができる。夜間は突出物の先端から10センチくらいまでの青紫色の光が現れ、珍しい光景を見せてくれる。指先から出ることもある。イタリアのセントエルモ寺の塔によく現れたのでこの名が付けられた。

 ブロッケンの妖怪の正体は実は自分自身。山頂で夕方、西のほうが晴れて火口内とその上に霧が立ちこめている時、太陽を背にして火口のほうを見ると、霧に映った自分の影の頭の周りに、色の付いた光の輪が出る時がある。これを山の後光という。山では霧が近くにあるので、これに映った自分の影が大変大きいように見えることがある。この大きな影のことをブロッケンの妖怪という。ドイツのブロッケン山でこの現象がよく見られることからこの名が付いた。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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