2つの「富士日記」

2つの「富士日記」
 1つは京都の上賀茂神社神官で歌人として知られた加茂季鷹(かものすえたか)が1790(寛政2)年7月、江戸を出発して富士吉田の北口本宮冨士浅間神社の神官刑部国仲の案内で富士登山。河口から甲府、山梨の差し出の磯などを訪ね江戸に帰るまでの日記。優雅な文章で、吉田の民謡が織り込まれている。

 もう1つは富士北ろくに別荘住まいをしていた作家の武田泰淳(1892−1976年)の百合子夫人が、1964年から76年までの生活を詳しく記した日記が出版されている。武田は富士山麓を舞台に「富士」という長編小説を書いている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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