富士山麓のモグラ戦争

富士山麓のモグラ戦争
 日本列島を勢力化に収めようと東進する「コウベ」、富士山と箱根の山々を盾に防戦する「アズマ」。富士山の裾野の地中で、モグラの勢力争いが続いている。

 アズマモグラは日本列島の先住民で、かつては全国に分布していた。体長は14センチ、体重60グラムほどで、直径4―5センチのトンネルを掘る。コウベモグラはアズマの後に大陸から入ってきた。大ぶりで体長約16センチ、体重100グラム、トンネルは直径5―6センチ。

 コウベが体力にものをいわせて九州から徐々に東へ勢力を広げ、アズマは後退した。ところが富士山から箱根の山岳地帯でコウベの東進がストップした。固い溶岩流などがコウベの進出を阻んだのだ。現在はこの線でこう着状態が続いている。しかしゴルフ場などの開発で柔らかい土が増え、コウベの東進を助けている。

山梨日日新聞社 YBS山梨放送
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