ぐんないスポット探訪
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吉田空襲殉難碑 (富士吉田市) 犠牲者慰霊し平和願う

吉田空襲殉難碑 (富士吉田市)
吉田空襲での犠牲者を慰霊するために建てられた「吉田空襲殉難碑」=富士吉田市竜ケ丘3丁目
 富士吉田市竜ケ丘3丁目の竜ケ丘会館の敷地内には、太平洋戦争時の吉田空襲の犠牲者を慰霊する石碑「吉田空襲殉難碑」が建てられている。空襲は1945年7月30日。毎年夏になると、市民が訪れて線香や花束を供え、平和への誓いを新たにしている。

 竜ケ丘地区には太平洋戦争時、戦闘機の尾翼や発電機を修理する工場があり、郡内の旧制中学校の生徒や市民約2000人が作業に従事していた。空襲では同工場が被災した。

 終戦から12年後、工場で空襲の犠牲になった人をしのぶかつての仲間が中心となって石碑を建立。亡くなった12人の名前を刻んだ。碑には負傷者が20人以上に及んだことも記されている。

 工場で働いていた同市下吉田の自営業宮沢和雄さん(79)は毎年7月30日に石碑を訪れ、手を合わせているという。

 空襲時に工場の外に偶然いたため助かったという宮沢さんは「あの空襲を知っている人が減っていく中、戦争の悲惨さを伝えていきたい」と、市内の小中学校に出向いての講演会を続けている。

 ■所在地 山梨県富士吉田市竜ケ丘3丁目


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