ぐんないスポット探訪
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鳴沢氷穴 (鳴沢村) 年中ひんやり神秘の世界

鳴沢氷穴 (鳴沢村)
1100年以上前に溶岩流がつくり出した「鳴沢氷穴」
 1100年以上前に溶岩流がつくり出した「鳴沢氷穴」は、薄暗い洞くつ内に1年を通じて氷の世界が広がり、夏場はひとときの涼を求めて多くの観光客が訪れる。1929年には、国の天然記念物に指定されるなど、地質学上でも貴重な洞くつとなっている。

 氷穴は環状型で総延長153メートル。ひんやりとした空気に包まれていて、幅は1.5メートルから11メートル。高さは0.9メートルから3.6メートルと、複雑な地形が特徴的だ。洞くつ内の気温は氷点下5度から暑いときでも2、3度ぐらいに保たれている。

 江戸時代から大正時代にかけては中で氷を保存していたとされ、四角い氷を積んで当時の様子を再現した“氷の貯蔵庫”は見どころの一つ。また、冬の間に天上から落ちた水が固まった天然の氷柱は3月から4月にかけてが見ごろとなる。

 鳴沢氷穴は1100年以上前、長尾山の噴火の際に流れ出た溶岩流によってできた。富士山の周辺に大小さまざまな洞くつがあるなか、富士河口湖町の富岳風穴と並ぶ代表的な洞くつで、訪れる観光客は氷に触れるなどして神秘的な世界を満喫している。

 ■所在地 山梨県南都留郡鳴沢村8533


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