ぐんないスポット探訪
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種徳館 (都留市) 「最古の公民館」体験の場に

種徳館 (都留市)
 都留市戸沢の「種徳館」は、日本最古の公民館とされる=写真。和洋の建築技術が程よく折衷された明治初期の建物は現在、そば打ちなどが楽しめる体験施設として利用されている。かつては修練の場として、今は交流と憩いの場として住民に親しまれ続けている。

 種徳館は同市出身で東京・品川沖の台場工事などで財を成した建築家天野開三氏(1814−1900年)が、青少年の修身鍛錬の場として明治20年代に建設した。天野氏の子孫から建物を寄贈された市は、4月に同市境から現在地に移築。その際、建材は極力再利用した。

 外観は瓦屋根に水色の木壁が特徴的。2階には半円形のバルコニーがあり、手すりに施された装飾が目を引く。中に入ると、存在感のあるケヤキの柱、天井は梁(はり)が格子状に張り巡らされ、その堅固さに明治期の建築技術と天野氏が種徳館に傾けた情熱をうかがわせる。

 館内は1階に農産物直売施設と地元産そば粉を使った手打ちそばがメーンの食堂がある。2階は機織りやそば打ちなどの体験ができるスペース。周辺には温泉施設やコテージ、遊具広場などがあり、一帯は地元住民と都市住民の交流空間となっている。

 ■所在地 山梨県都留市戸沢1126


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