ぐんないスポット探訪
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的様 (道志村) 頼朝が射た岩の目印

的様 (道志村)
室久保川の上流の川床にある「的様」=道志村
 源頼朝が射たと言い伝えられている“的”が、道志川支流の室久保川上流にある。川床の花崗岩(かこうがん)に付いている白い模様のことで、水中に沈められた同心円紋の的のように見える。村内では「的様(まとさま)」と呼ばれてきたという。

 道志村誌では、かつて武道錬成のためにこの地を訪れていた源頼朝が、現在の的場地区に櫓(やぐら)を建て、その上から1里(約4キロ)先の「的様」を狙って矢を射たとされている。

 村によると、かつては上流から「一の的」「二の的」「三の的」と、10数メートル置きに3つの「的様」が並んでいたという。しかし、二十数年前に2つの「的様」が消えてしまい、現在は「一の的」しか見ることができない。「台風の影響などで埋まってしまった可能性が高い」(村)という。

 村企画財政課の佐藤光男課長は「昔は小学校の遠足コースの1つだった。『なでると雨が降る』とも言われていたが、本当に雨が降ってくるんだから不思議だった」と話している。

 ■所在地 山梨県南都留郡道志村大久保


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