ぐんないスポット探訪
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猿橋溶岩流 (大月市) 富士噴火跡の最北端

猿橋溶岩流 (大月市)
高さ約9メートルでそびえ立つ富士山の溶岩流跡=大月・猿橋近隣公園
 富士山から約30キロ離れた大月市猿橋町の猿橋近隣公園には、富士山の溶岩流が到達した最北端とされる場所がある。高さ約9メートルの溶岩が壁のようにそびえ立ち、噴火活動が活発な時代の様子を見ることができるスポットだ。

 「1万年から8千年前に富士山噴火の溶岩流が桂川沿いに流れ着いたものです」と説明するのは、県環境科学研究所の輿水達司さん。「猿橋溶岩流」と呼ばれていて、公園南側には「溶岩は玄武岩でできていて、冷え固まった際に中のガスが逃げてできた穴が無数に見てとれる」との案内板がある。

 専門家の間では「北の猿橋溶岩流、南の三島溶岩流」と言われていて、猿橋町では昔から溶岩流の存在が意識されていた。同町の地名の「藤崎」は“富士”の溶岩流が流れ着いた“崎”という意味が由来との説もあるという。

 富士山の溶岩流は「貞観噴火」(9世紀)以来、観測されていないという。輿水さんは「猿橋溶岩流はかつての富士山の激しい火山活動を物語っている」と話す。

 ■所在地 山梨県大月市猿橋町猿橋313


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